<静岡県の少子化速度>1.39 全国上回る 18~22年出生率 全市町で低下
下記、6月15日の静岡新聞
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静岡県の少子化速度1.39 全国上回る 18~22年出生率 全市町で低下
2024.06.15 静岡新聞
厚生労働省がまとめた2018~22年の市区町村別合計特殊出生率によると、静岡県内で最も高かったのは長泉町の1.67、最も低かったのは熱海市の1.06だった。全35市町が前回(13~17年)を下回った。県全体は1.39。前回から0.15ポイント低下し、0.10ポイント減の1.33となった全国を上回るペースで少子化が進行している実態が浮かんだ。
合計特殊出生率は女性1人が生涯に産む子どもの推定人数で、毎年の人口動態統計などを基に5年間の平均値を推定した。浜松市は今年1月の行政区再編前の区が対象。
長泉町に次いで2番目に高かったのは菊川市の1・58。浜松市東区と袋井市がともに1・56、御殿場市と掛川市がともに1・54で続いた。下位は熱海市、浜松市天竜区1・17、東伊豆町1・22、伊東市1・23、牧之原市1・26の順。熱海市は対象となった1887市区町村のうち、低い方から50番目だった。
県内の自治体で合計特殊出生率の上位と下位の差は0・61ポイント。前回の0・58ポイントから拡大した。前回からの減少幅はばらつきが見られた。最も大きかった河津町は0・30ポイントだったのに対し、焼津市、西伊豆町、伊豆市は0・06ポイントにとどまった。
厚労省が毎年公表している単年の合計特殊出生率によると、本県は1980年に2を、95年に1・5を下回った。2003年と04年の1・37を底にいったん持ち直したものの、その後は低下。今月5日に発表された23年は前年より0・08ポイント低い1・25と過去最低を更新した。マイナスは7年連続。未婚・晩婚化の傾向に加えて新型コロナウイルス禍が影響し、少子化は国の想定より早いペースで進んでいる。
18~22年の合計特殊出生率が全国で最も高かったのは鹿児島県徳之島町の2・25、最も低かったのは京都市東山区の0・76だった。下位の23市区町は1を割り込んだ。
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清水町は、
2018~22年 1.35
2013~17年 1.62
鹿児島県徳之島が2.25
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