<国立公文書館>徳川家康が泉頭に隠居所を計画
東京の北の丸にある国立公文書館へ行ってきた。
5月8日まで徳川家康没後400年に合わせ、
特別展で「徳川家康~将軍家蔵書からみるその生涯~」が開催されている。
昨年11月に町地域交流センターで歴史フォーラム
第1回 清水町・泉頭 歴史文化フォーラム~徳川家康が憧れた隠居の地「泉頭」~
が開催され、
その基調講演で
「徳川家康の隠居と『泉頭』」と題して
東京大学史料編纂所研究支援推進員大嶌聖子氏のお話を聴く。
その中で大嶌氏は、徳川家康の側近で元南禅寺僧侶の以心崇伝の「本光国師日記」を紹介してくれたが、
「本光国師日記」と「駿府記」が展示してあった。
http://giin.i-ra.jp/e905526.html
駿府記は、 全1冊で、
「元和元年(1615年) 11月 江戸から駿府の帰りに三島へ到着すると、三島に近い泉頭が名勝であるとし、ここに隠居所を建
設するように命じた。」
と記されている。
また、本光国師日記には、
元和2年正月、家康は泉頭への隠居所建設の中止を突然命じていて、
以心崇伝は、この建設について
「泉頭は、諸人に迷惑がかかり」と日記に記している。
音声ガイドも聴いたが、
その理由を
「普請の準備が整わなかったため」
「家臣が反対したため」
と紹介していた。
また、駿府記と本光国師日記の間に
「泉頭の絵図 駿国雑志」があり、
柿田川とその周辺図が展示してあった。
とても多くの人が来場していて
4月2日から開催している特別展は、
4月28日に1万人目になったという。
なお、今年度も秋に町地域交流センターで
清水町・泉頭歴史文化フォーラムを開催する予定である。
〇国立公文書館
http://www.archives.go.jp/
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