<学校マスク着脱>判断、情報あってこそ【日常へ 新型コロナ5類移行㊥】

清水町議会議員 松浦俊介

2023年03月30日 16:40

下記、29日の静岡新聞

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学校マスク着脱 判断、情報あってこそ【日常へ 新型コロナ5類移行㊥】
3/29(水) 9:49配信 静岡新聞


 新型コロナウイルスの5類移行を前に、政府は新学期から学校でのマスク着用を基本的に不要とする新指針を出した。

 「すぐに、とはいかないでしょう」

 静岡市立森下小の尾崎博教頭が苦笑した。春休み中の登校日だった24日、児童から「4月になっても外さない」との声が多く聞かれたからだ。合唱や調理実習も条件付きで着けなくてよいとされたが、どうなるか見通せないという。

 コロナ禍で学校現場のマスク着用は徹底されてきた。小学生はワクチン接種の開始が一般より1年遅く、マスクの依存度が強まる一因になった。昨夏、熱中症予防として「屋外は原則不要」の考えが推奨されたが、実態はほとんど変わらなかった。

 「コロナが軽い病気になったことを学ぶ機会を」。静岡市立静岡病院感染管理室長の岩井一也医師は、マスクを着け続ける理由に「感染への恐怖心」が挙がる現状を捉え、そう指摘する。

 変異を繰り返した新型コロナはほとんどの人が軽症以下で済む毒性となり、国はインフルエンザと同等の扱いで問題ないと決めた。一方で未知の感染症という初期のインパクトを引きずった人もいる。岩井医師は「今までの対策である必要はなくなったし、期待された効果も明らかでない。ここを出発点に考えてほしい」とする。

 静岡市の小児科医は岩井医師と同様の視点から「着用のデメリットも伝えるべき」と提案する。恥ずかしさを理由にマスクを外さない児童生徒は少なくないが、厚生労働省は子どものマスク着用は健康面の影響が懸念されるとホームページに明記している。

 学校のマスク不要方針は強制ではないため、最終的な判断は個人になる。ただ、子どもや保護者が持つ知識や情報の質、量はさまざまで、国もそこに特段の対処を施さなかった。「5類移行は妥当」という人の中にも「国は責任ある説明を」との戸惑いや批判があるのはそのためだ。

 小児科医は「個人の判断は材料があってこそ」と主張する。中部の小学校で教務主任を務める男性は賛同した上で、「国の指示待ちでなく、学校として丁寧に(判断材料を)提供したい。新学期や5類移行のタイミングで指導できれば」と前向きに話した。

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現在、学校では、マスクをしてもしなくてもいいとのことだが、
基本的にマスクをしている子が多いようだ。

時期が時期なので花粉症などの理由でマスクをしている子もいると思うが、
少なくとも5類以降のGW明けは、基本、マスクなしのコロナ前の日常にすべきだと思われる。

また、新年度の学校行事等も全体的にコロナ前の状況になれればと思う。

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