<就職氷河期世代>ひきこもり支援充実 静岡県、6月補正に計上
下記、6月7日の静岡新聞
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就職氷河期世代、ひきこもり支援充実 静岡県、6月補正に計上
6/7(日) 7:36配信 静岡新聞
静岡県は6日までに、ひきこもりの相談窓口を設置していない市町への社会福祉士ら民間アドバイザー派遣などを通じ、ひきこもり状態の就職氷河期世代の支援を充実させる方針を固めた。県内3カ所の就業支援窓口の相談員も増員する。国の交付金事業対象の決定を受け、関連経費を本年度一般会計6月補正予算案に計上する。
バブル崩壊で就職難に遭遇し、ひきこもり状態になったり、非正規で働かざるを得なくなったりした30代後半から40代の就職氷河期世代を支援する内閣府の交付金事業の対象に、県のひきこもり対策と就業支援の2事業(各1千万円)が認定された。
新型コロナウイルス対応に追われる保健師らに代わって民間のアドバイザーを市町の相談会や家族交流会などに派遣し、相談対応のノウハウを伝達する。5日に成立した改正社会福祉法を踏まえ、どのような相談も断らない体制の構築に結び付けたい考え。ホームページ広告のキーワード検索により、県や市町が実施するひきこもり支援情報を当事者や家族に提供する仕組みも整える。
県障害福祉課によると、ひきこもりの背景は就職の失敗や精神疾患など人それぞれで、親が80代、子どもが50代になり、親子で生活に困窮する「8050問題」なども絡んで複雑化している。相談にきめ細かく応じる必要があるが、県内20市町ではひきこもりの相談窓口もない状態という。
一方、県内3カ所の県の就労支援窓口「しずおかジョブステーション」にキャリアコンサルタントら専門家を増員し、就労を目指す就職氷河期世代の支援体制も手厚くする。
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静岡県が6月6日までに公表したひきこもりに関する状況調査によると、
県内で民生委員や児童委員が把握しているひきこもり状態の人の数で
清水町で報告された人数は2人。
ただ、潜在的には、まだいると思われる。
現在、町では、ひきこもりの相談窓口を設置していない。
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