<不払い養育費>明石市 立て替えへ ひとり親家庭の困窮防ぐ、全国初

清水町議会議員 松浦俊介

2019年11月25日 18:44

下記、19日の共同通信

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明石市、不払い養育費立て替えへ
ひとり親家庭の困窮防ぐ、全国初

2019/11/19 20:42 共同通信社

 離婚相手から養育費を受け取れないひとり親家庭が困窮するのを防ぐため、兵庫県明石市が立て替える形で一定額を支払う制度を創設する方針を決めたことが19日、分かった。市によると、不払いとなった養育費を自治体が立て替える制度は全国初。

 明石市の案は、市内に子どもが住み、公正証書などで養育費の受け取りが確定している世帯が対象。不払いの状況が確認できれば、市が一定額を支給。離婚相手には市が支払いを命じ、財産を隠すなど悪質な場合は地方自治法に基づき最大5万円の過料を科すことも検討している。

 立て替え分の支給額や詳細な条件は有識者を交えた検討会で議論する。


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8日に明石市に視察をしてきた。
明石市は、平成29年こども総合支援条例制定。

■養育支援 条例第16条(離婚前後のこども養育支援)

離婚や別居に伴う養育費や面会交流などの「こども養育支援」を実施。

〇「こどもの養育に関する合意書」と「こども養育プラン」の配布
 養育費・面会交流などの取り決めに関する合意書や手引きを離婚届けを獲りに来られた方全員に配布し、養育費等についての取り決めを意識付け。
 明石市から全国へ。
〇月1回の「こども養育専門相談」の実施
 養育費の支払いに関する相談件数が増加傾向にあることを踏まえ、離婚前後のこどもの養育に関する相談に専門家が対応。
〇養育費確保に向けた講座の開催
 ひとり親家庭を対象に、市の弁護士資格を持つ職員が講座を実施。
〇「面会交流コーディネート」の実施
 市の関連施設において、親の離婚や別居によって離れて暮らす親子の交流を支援。
 平成28年度3ケース8回、平成29年度8ケース42回

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