<一般質問>悪質商法、清水町での相談件数・内容

清水町議会議員 松浦俊介

2013年03月13日 14:40

下記、一般質問原稿掲載

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悪質商法や消費者トラブルにはいろいろありますが、 
以下、代表例として

<利殖商法>
「値上がり確実」「必ずもうかる」など、利殖になることを強調して投資や出資を勧誘する商法です。「金融機関へ預けていても金利が低いので何とかしたい」「この先、年金だけで暮らせるのか心配だ」などの心理を巧みにつき、未公開株、社債、商品相場、外国の通貨、事業への投資話など、日頃なじみの薄い利殖話を勧められます。

<貴金属の訪問買取り>
突然自宅を訪れた知らない業者に、十分な説明もなく宝石、指輪、金貨等の貴金属を安値で買い取られ、いったん貴金属を売り渡してしまったら、取り戻すことは簡単ではなく、「今が一番高値です」「早くしないと大損ですよ」などのセールストークで勧誘され、その場で判断を迫られたりします。

<催眠(SF)商法>
狭い会場に人を集め、販売員が巧みな話術で場を盛り上げながら、「ハイ、ハイ」と手を上げさせるなどして、ただ同然で日用品などを配り、冷静な判断ができない高揚した雰囲気の中で高額な商品を売りつける商法です。
売られる商品
・布団類(磁気布団、羽毛布団、遠赤マット、竹炭マットなど)
・健康器具(電気治療器、磁気治療器、放射性岩石など)
・健康食品(ローヤルゼリー、プロポリス、ウコンなど)
商品の金額
20万円から50万円くらいのものが多い。最近では数万円程度のものも増えている。

<マルチ取引>
マルチ取引とは、商品・サービスを契約して、次は自分が買い手を探し、買い手が増えるごとにマージンが入るネズミ講式の取引形態です。扱われる商品・サービスは、健康器具、化粧品、学習教材、出資など、様々です。相談内容は、解約・返金に関するものが多くなっています。

以上、独立行政法人国民生活センターのHPに掲載されていた情報ですが、他にも

<開運商法>
水子霊のたたりがある、成仏できていない先祖の霊が苦しんでいる、オーラが汚れていてこのままでは良くない、などと不安をあおり、それらを解消するために必要と、高額な祈とう料を要求したり、商品(つぼ、数珠、アクセサリー、印鑑など)を売りつけたりするものです。

<点検商法>
 「点検に来ました」と訪問して、「水が汚れている」「布団にダニがいる」「屋根瓦がずれている」などと言って不安にさせ、浄水器や布団、リフォーム工事などの商品・サービスの契約を勧めるという訪問販売です。

などの悪質商法・消費者トラブルがあります。

平成22年度4月に町消費生活センターができて3年になります。清水町消費生活センターでは、悪質な商法と思われる被害の相談はもちろんのこと、商品やサービスに関する苦情や事業者とのトラブルについての相談などにも対応しています。
相談は無料で、予約の必要もなく、窓口及び電話にて相談を随時受け付けています。

2月に地域振興課で確認したところ、利殖勧誘詐欺については、沼津警察署でも全部調べているが、足がつかめないケースが多く、なかなか先に進めないとのことです。

清水町での今年度の相談件数は7件で総被害額は3件で700万円くらいとのことでした。
過去3年間の清水町消費生活センターに寄せられた相談件数、相談内容はどのようなものか伺います。

【答弁】地域振興課長
相談件数につきましては、平成22年度が83件、23年度が103件、24年度は2月末現在で115件となっております。
主な相談内容としましては、契約又は解約に関する相談、販売方法に関する相談が多く、これらの中には悪質と思われる商法による被害相談も含まれております。

特に悪質な商法と思われる相談件数は、情報提供も含めると、平成22年度が31件、23年度が44件、24年度は2月末現在で39件と年々増加傾向にあります。

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