<一般質問>防災無線のバックアップ
今回の震災では、同報無線についても考える機会がありました。
宮城県南三陸町では、
同町危機管理課職員遠藤未希さん(24)が津波が迫る中、
防災無線で住民に避難を呼び掛けたまま行方不明となり、
その後、死亡が確認されました。
南三陸町によると、
遠藤さんは3月11日、
町役場の防災対策庁舎2階の放送室から、
防災無線で「津波が来ます。高台に逃げてください」と
町全域に避難の呼び掛けを続けた。
しかし、庁舎全体を襲う大津波にのまれ、
犠牲となりました。
遠藤さんが、津波来襲時に防災無線で町民に
避難を呼びかける映像は何度もテレビで報道されました。
彼女が自分にも押し寄せる津波の恐怖に耐えながら、
住民を救おうとマイクを離さず最期を遂げました。
迫り来る危機に職務を遂行した彼女の使命感、
彼女の行為に勇気と誇りを感じずにいられません。
震災の忘れてはならない記憶として永遠に残すべきだと思われます。
ただ、本当なら彼女がこのような状況にならないよう
環境を整えることが、大切であり、
今後は、彼女の命を無駄にしないためにも対策を練らねばなりません。
清水町の場合、同報無線の放送設備やスピーカーなどが、
津波の被害に遭う危険性はないと思われますが、
地震により、故障したり、
電気が使えなくなったりなどのリスクは
十分に考えらると思われます。
清水町でのこうした想定されるトラブルの対応についてお聞きします。
また、そのバックアップ体制について伺います。
【答弁】安全安心課長
当町の同報無線につきましては、
移動可能な可搬型の基地局を保有しているため、
仮に消防本部に設置されている基地局が
大規模地震等で破損した場合であっても、
携帯型発電機またはバッテリーを確保することができれば、
町内の屋外受信子局や防災ラジオから
情報を受信することが可能であります。
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