<前・志木市長>穂坂邦夫氏の講演

清水町議会議員 松浦俊介

2011年01月28日 19:46

今日は、駿東郡議会議長会の
全議員研修会が小山町総合文化会館で開催される。

ここへ来るのは、去年9月の台風9号による
集中豪雨災害ボランティア以来だ。

あのときは、暑くて暑くて大変だったけど、
今日は寒い。

とは言っても雪は積もっていないし、
富士山の雪もそんなに多く見えない。

日本海側はホント大変だよなぁ。

さて、今日の研修テーマは、
「地方議会改革への挑戦」と題して
NPO法人地方自立政策研究所
理事長・穂坂邦夫氏の講演を聴く。

穂坂氏は、昭和16年生まれで
埼玉県職員、足立町(現志木市)職員を経て、
昭和47年30歳で志木市議会議員に当選し、
4期務めた後、埼玉県議会議員を5期務め、
議長も行う。

平成13年から1期志木市長を務める。
その後現職である。

穂坂氏は、さまざまな構造改革特区を提案したことで有名で、
○市町村長の必置の廃止
○教育委員会の必置の廃止
○収入役の必置の廃止
○農業委員会の必置の廃止

といったもので、
市町村長の廃止については、
現在の市長と議会との二元代表制を廃止し、
議会の中から市長を選ぶ議院内閣制のような制度を想定している。

清水町が姉妹都市を結んでいるカナダのスコーミッシュ市も
このような制度だ。

上記の中で地方自治法が改正され、
収入役は全国的に廃止された。

その他にも25人程度学級を導入するなどさまざまな改革案が
出された。

穂坂氏によるさまざまな議会改革についての話もよかったが、
市議県議9期務めた地方議会議員としての仕事術についての話も
興味深かったので記す。

1.プロフェッショナルの自覚と活動

(1)基本姿勢
○ぶれない信念
○追いつめない議論
○思いやりの目線
○勝ちを取る、人に譲る
○一人からのスタート
○正論と枝葉の妥協
○オフレコを守る
○ペーパー化の特技
○大切にする聞く耳

(2)職員を味方につける

○一般質問は、職員がつける議員の通信簿
○評価される理詰め議論と聞く耳(感情的になってはいけない)
○平等な目線と立場の理解

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