<一般質問>石川雄洋選手をバックアップできないか

清水町議会議員 松浦俊介

2010年12月08日 19:56

次に、こちらも9月議会に引き続き、
横浜ベイスターズの石川雄洋選手を取り上げます。

石川選手は、今シーズン、
開幕からショートのレギュラーで好調を維持し続け、
リーグ30盗塁一番乗りを果たし、
広島東洋カープの梵英心(そよぎ えいしん)選手に競り負け、
盗塁王のタイトルは逃すも、3
6盗塁(リーグ2位)・38犠打(リーグ3位)・
打率.294(チーム2位、セリーグ17位)・
失策数も6に減らすなど、
チームの成績低迷の中にあって攻守にわたって
リードオフマンとして活躍しました。

今シーズンは、ケガもあり、
一時期戦列を離れたこともあり、
盗塁王のタイトルは取れませんでしたが、
来期以降もとても期待できる活躍を見せてくれました。

そこで再度質問いたしますが、
オフの自主トレの期間などで町としてバックアップできることはないか。
また、町民・子ども達と交流する機会をもつことはできないか伺います。 

【答弁】生涯学習課長
町を挙げての応援につきましては、
オフ・シーズンなどに、本人からの御希望があれば、
町野球場や総合運動公園、
狩野川ふれあい広場などといった体育施設を、
練習場として提供することなどは、可能ではないかと考えております。

また、民間のトレーニング施設等もありますので、
協力出来ることがあれば対応したいと思います。

町民・子ども達との交流する機会につきましては、
石川選手の御了解をいただければ関係団体等と
協議し計画できるのではと考えております。

【まとめ】
前回も石川選手を取り上げましたが、
宮西さんと違って、具体的な取り組みが見られません。

そこでプロ野球選手と故郷との交流について、
全国的な事例を少し調べてみました。

お隣の長泉町では、ロッテの小野晋吾投手がいます。
ロッテは、今シーズン、リーグ3位からの日本一に輝き、
小野選手も中継ぎなどで活躍しました。

過去の成績では2000年に
 .722(13勝5敗)の最高勝率のタイトルを獲りました。

その2000年シーズンには、
長泉町では小野選手をオールスターへ選出させようと
ファン投票用紙の投函箱を役場や
文化センターなどの町施設4箇所に設置するなどし、
また、同年11月の町制40周年記念式典では、
小野選手に特別表彰を行いました。

他に同じロッテの選手でルーキーの
清田育宏(きよたいくひろ)外野手がいまして、
故郷は千葉県鎌ヶ谷市でありますが、
鎌ケ谷市民スポーツ賞が贈られました。

日刊スポーツ2010/12/01の記事によりますと、

出身中学である鎌ケ谷市立第5中学校で表彰状の授賞式を行い、
全校生徒475人を集め、
キャッチボールや質疑応答の形でトークショーも行い、
生徒と交流。

小林修一校長は「こういうことは初めて。
生徒にもとってもいい経験」と話し、
清水聖士市長は「(清田選手は)郷土にとって誇りです。
素晴らしい先輩を持った生徒たちも大変うれしく思っています。
来年もさらなる活躍を期待しています」と地元のスターに感謝と期待を込めた。
とあります。

この市長のコメントにもあるとおり、
プロ野球選手は、やはり郷土の誇りといえる存在です。

地元出身のプロ野球選手がいれば、
子どもたちだって親近感を持ち、
夢を実現した先輩を故郷の誇りに思うものです。

だからこそ、
そうした方達は地元にとっても大切にしなければなりません。
夢を実現した成功した大人を評価してくれる町であってもらいたいものです。

学校では夢を持ち、
それに向かって努力することの大切さを私も、
入学式や卒業式で校長先生、
PTA会長ら、多くの大人が式辞や祝辞で述べてきたのを聴いてきました。

夢を実現した地元出身の方にはできる限りの評価を
町をあげて、するべきだと思います。

ロッテの清田選手は、
特にタイトルを獲っているわけではありませんが、
地元でこうしてプロ野球選手を高く評価しています。

小野選手の例もそうですが、なんらかの賞を贈り、
その栄誉を特に子どもたちに知ってもらう工夫をすることは、
町長の理念である誇りあるまちづくりにとてもつながるものだと思います。

小野選手がオールスター選出されるよう投票箱を
町内の施設に設置した例を挙げましたが、
来シーズン、石川選手が今シーズンのように活躍しましたら、
こうした取り組みもいいですし、
石川選手は盗塁王を狙えると思いますので、
町内の施設、体育館などに石川選手の盗塁数を
カウントする掲示板を作ってもいいと思います。

以上、いろいろ例を提案させていただきましたが、
今後、参考にしていただければと思います。

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