<小中支援員>を増強多様な子へ対応細やか 沼津市
下記、10月6日の静岡新聞
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多様な子へ対応細やか 沼津市、小中支援員を増強
10/6(金) 17:07配信 静岡新聞
沼津市が、子どもの生活や学習をサポートする児童生徒支援員の体制強化に市単独で取り組んでいる。市内の小中学校に配置する支援員を2017年度、16年度の48人から80人へ増やした。増強で集団生活になじめない子どもたちへのきめ細かな支援が可能となった。学校現場からは「支援員同士の情報共有が可能になり、子どもに対処する力が増した」と効果を指摘する声が上がっている。
17年度に配置された沼津市の支援員は、小学校は31人から56人、中学校は17人から24人と前年度に比べてそれぞれ増えた。17年度の関連事業費も6330万円で前年度比約2400万円増額した。
同市が支援員増強に踏み切ったのは「児童の多様な特性に応じた支援体制を強化し、教員の負担軽減を図るため」(久瀬要市教委学校教育課指導主事)。小学校の支援員は、これまで各校ともに多くても2人ほどだったが、17年度から小学1年のクラス数に応じて配置する方針に変更。児童数の多い学校には手厚く配置されるようになった。
元中学校教諭で支援員12年目の服部広美さんはこれまで小学校2校の支援員を兼任していたが、17年度からは小学1年が4クラスある愛鷹小専属となった。愛鷹小の支援員も2人から4人に増強された。
1年生を担当し、授業中や休み時間に担当するクラスの教室を見て回り、授業中に立ち歩く子どもに座るよう促したり、担任に代わって悩みを聞いたりする。授業中に帰宅しようとする子どもを追いかけ、学校に戻るよう説得することもある。「兼任が解けたことで、一人一人の子どもの行動を的確に捉えることが可能になった」と増強の効果を語る。
愛鷹小の木内和彦校長は「授業が成立する環境を整えてくれる支援員の存在は重要。子どもの成長を長い目で見てくれる支援員が増えることは子どもや学校にとっても良いことだ」と話す。
■静岡県教委、市町に333人派遣
静岡県教育委員会は県内市町の学校に計333人の支援員を派遣している。
教員免許を持つ元教員らによる「特別支援教育の充実を図るための非常勤講師」は教室に入り、子どもたちのサポートをするのが役割で県内市町に計144人派遣している。教員免許を有していない大学生や大学院生らの「学び方支援サポーター」は学校の裁量で子どもたちの宿題の手伝いや、印刷作業など学校業務のサポートを行う。県内市町に派遣されているのは計189人。
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清水町は、小学校1年生のクラスに学校生活支援補助員を配置し、
2年生に2クラスに1人程度で配置している。
また小中学校の特別支援学級にも特別支援学級支援員補助員を各学校に配置し、
普通学級だけど特別な支援を要する児童のために特別支援教育補助員を各学校一人ずつ配置している。
また、それ以外に保健室登校などの児童をサポートする生活指導員を配置している。
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